3次元データの活用へ向けて

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NETIS(技術情報)

 ICTに向けたオービットの取り組む新技術(3D計測・MMS)をご紹介します。

3Dレーザースキャニングシステム

 NETIS登録番号:QS-110004-A(2011年 4月28日登録)

3D固定型計測 3Dハンディ型計測

本システムは、3次元レーザースキャナーを用いて取得した3次元点群データより、道路・橋梁・トンネル等の構造物の位置情報・変形・変位を高精度かつ高速でのデータ取得が可能です。

取得した点群データは現場そのものであり、計測した時間(T)の現場をパソコン上にいつでも展開できます。

また、3次元(X・Y・Z)+時間(T)の4次元管理が可能であり(第1回観測値を初期値として、追跡観測が可能となります)従来では、測線・固定点だけの点・線での管理でしたが、3次元点群データは、面的管理が可能な情報です。

3次元計測システムを利活用することにより、構造物等の寸法を2次元図面3次元モデルとして表現することができます。このため、従来の測量による平面、縦断、横断図面作成はもとより、構造物寸法やのり面横断、等高線の作図、動態観測図、土量計算や表面積計算も短時間で処理が可能となりました。

「より安く」、「より早く」、「より安全に」。

そして、「より高品質に」。これらのキーワードを実現する3次元計測システムは、これからの技術のエースとして様々な分野での展開が期待されます。

モバイルスキャニングシステム

3D移動型計測

従来、トータルステーションやレベルなどを用いて、対象物の位置を直接(接触)測定し、道路台帳図を作成していましたが、本技術は、移動体へ搭載したスキャナーにより、地形や施設、空間情報を効率的かつ高密度・高精度に3次元計測(非接触)し、取得した3次元点群データをもとに2次元図面及び3次元モデルを作成します。

この技術により、「一般構造物の維持管理資料作成及び施工管理資料」「施工完成後のイメージ図」「CIMへの利活用」「ハザードマップの避難計画」等に活用できます。

また、従来の計測方法では、作業員の安全確保のため交通規制等を必要とし、作業者および周辺住民等への負担が大きく、1回で測定できる範囲が限られるため、長大な区域が対象の場合、時間を要していました。

本技術で移動計測を可能としたことにより、作業員の安全を確保するとともに作業効率を大幅に向上させ、器械構成のユニット化が実現したことにより多様な移動体への搭載が可能となり、計測範囲が広がります。

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